NYXARIA JOURNAL / 2026.09.09

Tシャツのサイズで迷ったら、3か所が同時に動くと知る

身幅を1段階上げると、着丈も袖丈も同時に伸びる。M→Lなら身幅5.1cm・着丈2.5cm・袖丈0.6cm増。裾を出すか入れるかで着丈の影響は変わり、受注生産のため客都合の交換もできない。上げ下げの判断基準を実寸つきで丁寧にまとめた。
Tシャツのサイズで迷ったら、3か所が同時に動くと知る

実寸表を確認すると、希望のサイズがふたつの間に挟まれて出ることがある。身幅だけを見て決めると、着丈と袖丈まで一緒に動いていることを見落とす。上げるか下げるかは、3つの数値がどちら向きに動くかで判断できる。結論を先に言うと、身幅を1段階上げれば着丈も袖丈も同時に伸びる。

サイズをひとつ上げると、3か所が同時に動く

身幅だけを基準に上のサイズへ動かすと、着丈と袖丈も一緒に伸びる。身幅はおよそ5.1cm、着丈はおよそ2.5cm、袖丈はおよそ0.6〜0.7cm、1段階でそれぞれ広がる仕様になっている。

MからLに上げた場合で見ると、身幅は50.8cmから55.9cmへ5.1cm、着丈は73.7cmから76.2cmへ2.5cm、袖丈は21.6cmから22.2cmへ0.6cm、それぞれ伸びる。身幅だけ5.1cm広げたつもりでも、着丈と袖丈も同時に動いている。

当店のボディは丸胴、つまり脇に縫い目のない筒状の編み地で仕立てている。身幅の数値はどのサイズも脇のいちばん締まった位置を基準に測っているため、基準がそろった状態で1段階ごとの伸び幅を単純に比較できる。

サイズ 身幅 着丈 袖丈
S 45.7cm 71.1cm 20.9cm
M 50.8cm 73.7cm 21.6cm
L 55.9cm 76.2cm 22.2cm
XL 61.0cm 78.7cm 22.9cm
2XL 66.0cm 81.3cm 23.5cm
3XL 71.1cm 83.8cm 24.1cm

実寸表を通して見ると、身幅は1段階ごとにほぼ一定で、S45.7cmから3XL71.1cmまでの合計は25.4cmになる。着丈と袖丈は段階によって0.1cm前後の差はあるが、動く方向はどこも同じである。

着丈が伸びて困る場面、困らない場面

着丈の2.5cmは、裾をどう扱うかで印象がまったく変わる。裾をボトムスに入れる着方なら、伸びた分は内側に収まり外からは目立ちにくい。裾を外に出す着方だと、2.5cmはそのまま裾の位置として見える。

シルエットを詰め気味にしたいなら、着丈が伸びる分だけ迷いが出やすい。反対にゆったりした着方を狙っているなら、着丈が伸びる方向はむしろ狙いに合う。

裾を入れるか出すかで着丈の影響がどう変わるかは、裾のインアウトを扱った記事で詳しく比較している。普段の着方を先に決めておくと、サイズの上げ下げも判断しやすくなる。

身幅と着丈のバランスで選ぶ基準

身幅を重視するなら上のサイズ、着丈を今のままにしたいなら下のサイズ、という単純な二択にはならない。3つの数値は常に同じ方向へ同時に動くため、優先順位を先に決めておく必要がある。

肩まわりにゆとりが欲しくて身幅を優先するなら、着丈と袖丈が伸びる分も含めて受け入れる。逆に着丈を今のままに保ちたいなら、身幅も袖丈も一緒に据え置く判断になる。

身幅と着丈のバランスの取り方は、身幅と着丈のバランスをまとめた記事でも扱っている。両方を同時に見る視点を持っておくと、ここでの判断が速くなる。

サイズを下げるときも、同じ3か所が動く

上げる場合の逆に、サイズを下げると身幅・着丈・袖丈はすべて縮む方向に動く。LからMに下げた場合、身幅は55.9cmから50.8cmへ5.1cm、着丈は76.2cmから73.7cmへ2.5cm、袖丈は22.2cmから21.6cmへ0.6cm、それぞれ縮む。

身幅を詰めたい一心で下げると、着丈と袖丈も一緒に短くなる。袖口の位置や裾の長さが今より上がってよいかどうかも、あわせて考える。上げるときと同じで、3か所を同時に見る姿勢がそのまま判断の速さにつながる。

XLと2XLの間で迷うときも考え方は同じ

XLから2XLに上げる場合も、動き方の構造は変わらない。身幅は61.0cmから66.0cmへ5.0cm、着丈は78.7cmから81.3cmへ2.6cm、袖丈は22.9cmから23.5cmへ0.6cm、それぞれ伸びる。

刻みの数値は段階によって0.1cm前後ずれるが、身幅・着丈・袖丈が同時に同じ方向へ動くという構造はどの段階でも共通している。

色や柄を変えても、伸び方の数値は同じ

生地の色はBlack・Navy・Sport Grey・Whiteの4色を用意している。モルモット柄でも猫柄でも、ボディはすべて共通のGildan 64000で仕立てている。

色や柄を変えても、サイズ間の身幅・着丈・袖丈の伸び方そのものは変わらない。迷う軸は色や柄ではなく、あくまで3つの数値の動く方向になる。

迷ったときに確認する3つのポイント

最終的にどちらを選ぶか迷ったら、次の3点を順に確認する。

  • 今持っている一枚と比べて、着丈と袖丈のどちらを優先したいか
  • 裾をボトムスに入れる着方か、出す着方か
  • 肩まわりや腕まわりに、ゆとりを残したいか詰めたいか

この3点のうち2つ以上が「大きいほう」を指すなら上のサイズ、「今のまま」を指すなら下のサイズという判断がぶれにくい。1点だけで決めず、3か所をそろえて見る姿勢がそのまま結論になる。

受注生産だから、注文前に決め切る

生地は4.5 oz/yd²(153 g/m²)のリングスパンコットン100%で、厚みはサイズに関係なく共通である。つまり数値の伸び縮みだけがサイズ間の違いであり、生地感の違いはない。

注文確定後に1点ずつ製作する受注生産のため、客都合による返品・交換・注文確定後のキャンセルはできない。製造に2〜5営業日、発送後の国内配送に1〜8営業日かかる仕組みも、届いてからの相談を難しくしている。

だからこそ、身幅・着丈・袖丈の3か所を注文前にまとめて確認しておく価値がある。該当するサイズの候補は、アパレルの一覧から実寸表と一緒に見比べられる。

到着後に不良や誤配送があった場合は、注文番号と写真を添えて30日以内に連絡する仕組みになっている。サイズ違いそのものは対象外なので、注文前に3か所をそろえて確認しておく価値はここにもある。

候補が絞れたら、実物の着地点へ

身幅・着丈・袖丈の動く方向がそろったら、あとは候補の商品を見比べるだけである。猫柄ならNOCTURNE VIGIL CATのTシャツ、モルモット柄ならNOCTURNE EDEN GUINEAのTシャツが、同じ実寸表に沿っている。

送料は全国一律700円、商品小計が20,000円以上で無料になる。サイズを一度で決め切れば、届いてからの迷いも小さくなる。身幅・着丈・袖丈をそろえて確認しておけば、届いた一枚に迷いなく袖を通せる。