NYXARIA JOURNAL / 2026.09.10

Tシャツの身幅は平置きで測る、脇の位置と手順

Tシャツの身幅は、脇のいちばん締まった位置を直線で測る。丸胴仕立ては脇に縫い目がないため、縫い目に頼らず基準を決める。着丈・袖丈もあわせ、S45.7cmから3XL71.1cmまでの実寸表と平置きで、ずれなく丁寧に照合する手順をまとめた。
Tシャツの身幅は平置きで測る、脇の位置と手順

通販でTシャツを選ぶとき、S・M・Lという表記だけでは踏み切れないことがある。手元にちょうどいいと感じている一枚があるなら、その服を測って実寸表と突き合わせるほうが早い。ただし平置き採寸は、はかる位置を間違えると数センチの誤差につながる。身幅・着丈・袖丈は、正しい基準さえ押さえれば迷わず測れる。

平らな場所に置き、シワを伸ばす

測る前の準備が、仕上がりの精度を左右する。畳んだままやハンガーにかけたまま測ると、生地が斜めに引っ張られて実際より短く出る。テーブルや床など平らな面に服を広げ、袖を左右対称に伸ばす。

生地の重みでできたシワは、手のひらで軽くなでて伸ばしておく。衿まわりは特に伸びやすいので、ここで整えておくと着丈の基準がぶれない。

仕上げの工程にはセンターの折り目を抑えるクォーターターンが入っており、身頃の中心に不要な縦線が出にくい仕立てになっている。平置きにしたときも中心がまっすぐ出やすく、採寸の基準がぶれにくい理由のひとつである。

メジャーがなければ、定規を直線区間ごとにつなげて測ってもよい。柔らかいメジャーがあれば脇のラインにも沿わせやすく、誤差が出にくい。

身幅は脇のいちばん締まった位置で、直線に

身幅は、脇の下から反対側の脇の下までを一直線に測る数値である。既製シャツの多くは脇に縫い目があり、そこが測る目印になる。

当店のボディは丸胴、つまり脇に縫い目がない筒状の編み地で仕立てている。縫い目という目印がない分、腕を下ろしたときに生地がいちばんくびれる位置を基準にする。そこを起点に、たるませず反対側の脇まで水平に測る。

丸胴の仕立てと着心地の関係は、脇に縫い目がない筒状編みを扱った記事に別でまとめてある。なぜ脇のラインが測る基準になるのか、そちらでもう少し詳しく分かる。

着丈と袖丈は、基準をそろえて測る

着丈は、肩の縫い目でいちばん高い位置から、裾のいちばん下までを垂直に測る。衿ぐりのカーブに沿って測ると、実際より長い数値が出るので避ける。

袖丈は、肩先の縫い目から袖口のいちばん先までを測る。肩から肩までのテーピングは伸び止めのための仕様なので、そこを引っ張って測ると数値がずれる。3か所とも、生地を伸ばさず自然な状態で測るのが共通の基準になる。

プリントの有無は数値に響かない

胸元や背中にプリントが入っていても、生地の厚みそのものは変わらない。プリントはDTGという方式で、インクを繊維に染み込ませて発色させる仕組みである。生地の上に層をのせる加工ではないため、平置きで測る身幅・着丈・袖丈には影響しない。

測った3つの数字を実寸表に当てはめる

平置きで出した身幅・着丈・袖丈の3つを、下の実寸表と照らし合わせる。1か所だけでなく3か所を並べて見ると、サイズの判断がぶれにくい。

サイズ 身幅 着丈 袖丈
S 45.7cm 71.1cm 20.9cm
M 50.8cm 73.7cm 21.6cm
L 55.9cm 76.2cm 22.2cm
XL 61.0cm 78.7cm 22.9cm
2XL 66.0cm 81.3cm 23.5cm
3XL 71.1cm 83.8cm 24.1cm

身幅はS45.7cmから3XL71.1cmまで、1段階でおよそ5.1cmずつ広がる仕様である。着丈は1段階で約2.5cm、袖丈は約0.6〜0.7cmと、伸び幅が違う点も覚えておくと判断が速い。

ボディそのものの仕様は、Gildan 64000のサイズ早見をまとめた記事に詳しい。号数ごとの傾向を先に知っておくと、実寸表との照合がさらに早くなる。

測り方でつまずきやすい3つの点

平置き採寸でよくずれるポイントは、だいたい決まっている。先に知っておくと、測り直しの手間が減る。

  • 畳みジワを伸ばさないまま測り、身幅が実際より狭く出る
  • 着丈を衿ぐりのカーブに沿って測り、実際より長く出る
  • 丸胴に縫い目を探してしまい、身幅の起点が定まらない
  • メジャーを斜めに当ててしまい、身幅・袖丈が実際より長く出る

生地は4.5 oz/yd²(153 g/m²)のリングスパンコットン100%で、Sport Greyのみコットン90%・ポリエステル10%。厚みそのものはサイズで変わらないため、平置き採寸の精度がそのまま仕上がりの満足度を決める。

洗濯とお手入れも、次に測る基準に関わる

実寸表の数値は、洗濯を繰り返す前の状態を基準にしている。自宅で洗うときは裏返し、冷水の弱水流を選ぶ。漂白剤・柔軟剤・ドライクリーニングは生地とプリントの両方に負担がかかるため避ける。

乾燥は低温か吊り干しにし、アイロンをかける場合も裏返して低温、プリント面には直接当てない。この手順を守っておくと、次に平置きで測ったときの数値も安定して比較できる。

色を変えても、実寸表はひとつ

生地の色はBlack・Navy・Sport Grey・Whiteの4色を用意している。色によって身幅や着丈が変わることはなく、平置きで測った数値はどの色を選んでも同じ実寸表と照合できる。

サイズが決まったら、あとは注文の流れ

測ってサイズを決めたら、あとは注文するだけである。受注生産のため、注文確定後に1点ずつ製作し、発送まで2〜5営業日が目安になる。発送後は国内配送でさらに1〜8営業日かかる。

送料は全国一律700円、商品小計が20,000円以上になると無料になる。受注生産の性質上、客都合による返品・交換・注文確定後のキャンセルはできない。サイズ選びに平置き採寸を挟む価値は、ここにもある。

到着後に不良や誤配送があった場合は、注文番号と写真を添えて30日以内に連絡する仕組みになっている。サイズ違いそのものは対象外なので、注文前の平置き採寸がそのまま安全策になる。

身幅がふたつのサイズの間に来たとき

測った身幅が、たとえば48cm前後でSとMの中間に来ることがある。その場合は着丈と袖丈も並べて見る。3か所とも大きい側の数値に近いなら、上のサイズを選ぶ判断がぶれない。

平置き採寸は、道具も時間もほとんどいらない。最初の一枚で基準をつかんでおけば、次にTシャツを選ぶときの迷いは大きく減る。

実寸表と照らし合わせたら、モルモット柄や猫柄の一覧はアニマルモチーフのコレクションにまとまっている。Tシャツだけを見るならアパレルの一覧から探せる。手持ちの一枚と同じ丸胴シルエットなら、NOCTURNE VIGIL CATのTシャツも同じ実寸表に沿っている。