オールブラックコーデ / 黒コーデ / 喪服っぽい問題の解決
オールブラックコーデが“喪服っぽく見えない”ための3つのルール
朝、クローゼットの前で黒ばかり選んだ日。
駅のガラスに映った自分が、やけに“かたく”見えてドキッとする。
「今日、なんか…喪服っぽい?」と不安になって、結局いつもの無難コーデに逃げた——そんな経験、ありませんか。
私も、黒が好きです。ラクだし、締まるし、気分も整う。
でも黒は、組み合わせ次第で一瞬で「フォーマル寄り」になってしまう色でもあります。
今日の話はシンプルです。
オールブラックが喪服っぽく見えるのは“あなたのセンス”ではなく、
黒が持つ「記号(きごう=見た人が勝手に連想するイメージ)」が揃ってしまっているだけ。
この記事では、黒好きの大人女子が「黒を楽しみながら、ちゃんとおしゃれに見える」ための
たった3つのルールを、今日からできる粒度でまとめました。
読み終わったら、明日の黒がもっと自由になります。
まず知っておきたい:オールブラックが喪服っぽく見える瞬間
黒って、便利な分だけ“連想”も強い色です。
喪服っぽく見えるのは、だいたい次の条件が重なったとき。
- 黒の面積が大きい(上下黒+アウターも黒)
- 素材が全部マット(同じ質感でのっぺり)
- 肌がほぼ出ていない(首・手首・足首が全部隠れる)
- 靴とバッグが“きちんと寄り”(黒パンプス+黒のかっちりバッグ)
- 髪と顔が「何も足してない」(血色ゼロで黒に負ける)
ここ、安心してほしいのですが。
これって“やってしまいがち”なんです。黒が好きな人ほど。
以前、私は黒のニットに黒のスラックス、黒のローファーで出社しました。
鏡では「締まって見えるし、まあいいか」と思っていたのに、
エレベーターで同僚に「今日、なんか改まってるね。何かあった?」と言われて。
悪気がないのはわかるのに、胸の奥がキュッとなって、
その日ずっと“黒を着てる自分”が落ち着かなかったんです。
後で写真を見返したら、黒が全部同じ質感で、首元も手首も隠れていて、
自分の顔まで沈んで見えていました。
「あ、私が悪いんじゃなくて、条件が揃ってただけだ」とやっと腑に落ちました。
だから、やることは明確です。
条件をひとつずつ崩していく。
その最短ルートが、次の3つのルールです。
今日の1アクション
- 明日着たい黒コーデを頭に浮かべて、「素材」「肌の見え方」「靴」の3点だけメモする
ルール1:黒を「1色」で終わらせない(異素材で立体感を作る)
オールブラックをおしゃれに見せるいちばんのコツは、色ではなく質感です。
同じ黒でも、質感が違うと“ちゃんと着てる感”が出ます。
所要30秒
同じ黒で“のっぺり”になる例
- マットな黒ニット
- マットな黒パンツ
- マットな黒アウター
全部が同じ質感だと、黒の面積が一枚板みたいに見えます。
喪服っぽさを避ける「異素材の入れ方」
- トップス:ニット(マット)
- ボトム:サテン/レザー調/きれいめデニム(光が出る)
- 小物:メタル(シルバー/ゴールド)で“点”を作る
“黒+光”が入るだけで、急に街に馴染みます。
「異素材」と言うと難しく聞こえますが、要は光り方が違うものを1個混ぜるだけ。
たとえば黒の服が全部コットン(綿)なら、バッグだけレザー調にする。
それだけで黒が“外着”になります。
5分でできる:異素材ミックスの定番3セット
- 黒ニット × 黒サテン(またはとろみパンツ):上品に見せたい日
- 黒T × 黒デニム:カジュアルに寄せたい日
- 黒ワンピ × レザー調バッグ:迷った日の“逃げ道”
朝、そんな余裕がない日は——
「バッグだけ変える」でOKです。
黒の布バッグ→レザー調、または金具が見えるバッグにする。
それだけで“喪服の黒”から距離が取れます。
今日の1アクション
- クローゼットで「ツヤがある黒(レザー調・サテン・金具つき小物)」を1つだけ選んで、明日の黒に足す
ルール2:「抜け」を作る(首・手首・足首、どこか1つでいい)
黒が重く見える理由は、黒の面積だけじゃありません。
肌がまったく見えないと、黒が“きっちり”に寄りやすい。
だから大人の黒コーデは、どこかに抜けを作るのが正解です。
所要1分
抜けを作る場所は、3つだけ覚えればOK
- 首:襟元を少し開ける/ネックレスで視線を上に
- 手首:袖を1回まくる/時計やバングルを足す
- 足首:クロップド丈/靴下を薄めに/肌を少し見せる
全部やる必要はありません。どれか1つで十分。
ここで大事なのは、「露出を増やす」ではなく、
“息ができる余白”を見た目に作ること。
大人っぽさは、頑張りよりも余白で出ます。
30秒でできる:鏡前チェック(超現実的)
朝、鏡の前でこれだけ確認してください。
「首・手首・足首、どこか一つは見えてる?」
見えてなかったら、次のどれかを1つだけ。
- 袖をまくる
- 髪を結んで首を出す
- パンツの裾を1回折る
ある日、仕事終わりに友人と夜カフェへ。
黒のハイネック、黒のロングスカート、黒のコート。
そのときは「私は黒が好きだし、落ち着く」と思っていたんです。
でも、駅で自撮りした写真を見てびっくり。
顔の下が全部黒で埋まっていて、表情まで硬く見える。
“強い”というより、“近寄りがたい”に寄っていました。
その場でできたことは2つだけ。
コートの前を少し開けて、首元に細いネックレスをつける。
たったそれだけで、写真の印象がふわっと変わったんです。
黒は、ほんの少しの余白で優しくなる。あれ以来、私は抜けを必ず1つ作っています。
袖も裾もいじれない日は、「髪」を動かすのが最短です。
まとめる/耳にかける/分け目を変える。
首元の空気が出るだけで、黒の圧がやわらぎます。
今日の1アクション
- 明日の黒コーデで「首・手首・足首」から1つだけ抜けを作る(袖をまくるが最短)
ルール3:「フォーマルの記号」を避けて、「街の記号」を足す
喪服っぽさは、黒の色よりも“組み合わせの記号”で出ます。
例えば、こんな組み合わせは「改まり」を連想されやすいです。
所要3分
喪服っぽく見えやすい組み合わせ(避けたい記号)
- 黒ジャケット × 黒ストレートパンツ × 黒パンプス
- 黒ワンピ × 黒タイツ × 黒のかっちりバッグ
- 黒トップス(マット) × 黒ボトム(マット) × 黒靴(つやなし)
全部が「きちんと」方向に揃うと、どうしても寄ってしまいます。
じゃあ、どうするか。
答えは簡単で、街っぽい要素を1つ混ぜることです。
街の記号(入れると一気に今っぽい)
- 白スニーカー/レザースニーカー
- 厚底ローファー
- シルバーの金具(バッグ・ベルト)
- デニム素材
- ゆるいシルエット(ただしだらしなくはしない)
一番効くのは「足元」
オールブラックの日、最初に変えるなら靴です。
“いつもの黒パンプス”を、ローファーやスニーカーに替えるだけで
黒が「生活の黒」から「ファッションの黒」に変わります。
5分でできる:フォーマルを避けるチェック
玄関でこの3つを確認してください。
1つでも「はい」なら、どこかを崩すだけでOKです。
- 靴が黒パンプス(細ヒール)になっている
- バッグが黒で、形がかっちりしすぎている
- 上下が“同じ黒・同じ素材感”になっている
靴もバッグも替えられない日は、「ベルト」か「メガネ」が助けになります。
ベルトに金具があるもの、またはフレームが細いメガネ。
目線が上に集まり、黒の“堅さ”がほどけます。
今日の1アクション
- オールブラックの日に「靴だけ」街寄りにする(ローファー or スニーカー)
そのまま真似できる:オールブラック“喪服回避”の組み立て例
ルールは分かった。
でも結局「明日なに着ればいい?」となるのがリアル。
ここでは、想定しやすい生活シーン別に“組み立て”を置きます。
服を増やさなくても成立するように、手持ちで寄せやすい形にしました。
通勤(きちんと見せたいけど堅すぎたくない)
- 黒トップス:ニット or カットソー
- 黒ボトム:スラックス(落ち感)
- 異素材:ベルト金具 or レザー調バッグ
- 抜け:袖まくり or 髪をまとめる
- 足元:ローファー(厚底だと今っぽい)
休日カフェ(気楽なのに“手抜き”に見せない)
- 黒T or 黒スウェット(首元がきれいなもの)
- 黒デニム or 黒のワイドパンツ
- 小物:シルバーアクセを1点
- 足元:白スニーカー(黒の面積を軽く)
夜の食事(黒で大人っぽく、でも近寄りがたいは避ける)
- 黒トップス:少し首が開く形(浅めV or ボートネック)
- 黒ボトム:サテン or とろみ素材で光を入れる
- 抜け:首元に細ネックレス
- 足元:ポインテッドのフラット(ヒールより“日常”寄り)
服を選ぶ気力がない日は、「黒ワンピ」を基準にしてください。
そこに
・金具のあるバッグ
・ネックレス1本
・足元をスニーカー or ローファー
のどれか1つを足す。
“考えなくても喪服に寄りにくい”セットになります。
今日の1アクション
- あなたの生活に近いシーンを1つ選び、「異素材」「抜け」「足元」の3点だけ真似する
続けるコツ:黒コーデが毎回うまくいく“朝のミニ習慣”
オールブラックを上手に着る人は、センスがあるというより、
同じチェックを毎回しているだけです。
続けるために、ここでは“朝のミニ習慣”として落とし込みます。
所要2分
2分で終わるチェックリスト
- 黒の質感は1種類だけになってない?(→違う質感を1個)
- 首・手首・足首、どこか1つ抜けてる?(→袖まくりが最短)
- 靴が“フォーマル寄り”すぎない?(→ローファー or スニーカー)
これ、慣れると本当に早いです。
しかも、黒が好きな人ほど「選ぶストレス」が減ります。
黒を我慢しなくていいのが、いちばん大きい。
今日はもう無理、という日は。
「口元に血色」だけ足してください(ティントでも色つきリップでも)。
黒は顔色が沈みやすいので、血色が入るだけで“元気に見える黒”になります。
今日の1アクション
- 明日の朝、玄関で2分だけ「質感・抜け・靴」をチェックしてから出る
最後にひとつだけ。
明日、黒を着るなら——
まずは「靴だけ変える」から始めてみてください。
変化が一番わかりやすくて、続きます。
できたら次は「異素材を1つ」→「抜けを1つ」。この順番がラクです。
明日の黒を1つ決める